充電器はコンセントに差し込むだけ。本体を充電器にセットすれば充電が始まります。移動時に持って歩くだけで、発信器からの信号を受けて、音と振動でお知らせします。※但し、送信器をファイン・チャットに接続する事と、事前の設定が必要です。
【製品外観図】
【受信時の様子】
ナースコールとしてはお使いいただけません
ワイヤレスコール導入のメリット
言葉のコミュニケーションと筆談ができない方にとっては、人が近くにいなければ、呼びかける事ができません。ファイン・チャットにはブザー機能がありますが、音量には限りがありますので離れた場所にいるご家族には聞こえない場合もあります。
そんな時便利なのがこのワイヤレスコール。送信器をファイン・チャットに接続し、受信器をご家族のいる場所に設置すれば、ご本人はファイン・チャットのブザーを鳴らすだけで、離れた場所の受信器も連動して鳴ります。
「何かあってはいけないので…」と離れた場所で長い時間を過ごせなかったご家族も、安心してご自分の時間をお持ちいただけますし、障害を持つご本人もコールを鳴らせばご家族を呼べる安心感で「心のゆとり」が生まれる事もあります。
主な特徴
持運びができます
携帯電話のように、充電器で充電して持運びができますので、家の中でご家族が移動される場合にとても便利です。本体は薄く小さいので、ポケットなどに入れる事ができて便利です。
又、外出先でも、介護者が少し離れた場所にいても呼び出すことができるので安心。事前に設定が必要ですが、一度設定すれば、充電が切れても、再び充電すれば設定不要でブザーが鳴ります。
簡単操作で離れた場所で呼び出しを受けることができます
ファイン・チャットを使われている方の操作で、離れた場所のブザーを鳴らせます。(但し、ワイヤレスコール接点入力送信器の設置が必要です。)
操作は簡単。
- 入力スイッチを長押し
- 入力スイッチを4回連続で押す
- 文字板の「緊急」を選ぶ
この3つのどの操作でも大丈夫。障害に合わせて、一番操作しやすい方法でブザーを鳴らせます。又、この操作でファイン・チャット本体でもブザー音が鳴りますので、ファイン・チャット本体と離れた場所に設置したワイヤレスコール受信器の両方でブザーを鳴らせます。
音と光と振動(バイブレーション)でお知らせ
ワイヤレスコール携帯型受信器は、ファイン・チャットでブザーを鳴らした時に、音と光と振動でお知らせします。耳が聞こえにくい方でも光や振動で気付く事ができます。
又、病院や外出先などで音を鳴らすことができない状況でも、音を無くしてバイブ設定にすることで携帯電話のマナーモードのように、周囲に気付かれること無く介護者を呼ぶ事ができるので安心です。
目安となる電波到達距離は見通し約30mです。但し、お使いになる環境によって異なりますので、必ず事前にブザーが鳴ることを確認した範囲でお使いください。
又、もう一つの受信器の卓上受信器はコンセントに差し込んで使いますので、電波が届くことを確認すれば確実にブザーを鳴らすことができますが、携帯型受信器のように持運ぶ事ができません。
お使いになる環境に合わせてお選びください。
ファイン・チャットの電源が入っていなくてもブザーだけは鳴らすことができます
ブザーを鳴らしてご家族を呼びたいときにファイン・チャットの電源が入っていない!
この状況はコミュニケーションが困難な方にとって大変なことです。しかし、起こりうる事なんです。お子様が間違って電源を切ってしまったり、介護者が介護する時、コンセントのコードを抜いている間に緊急の事態が起こってしまったり…。
そこで、ファイン・チャットでは、ファイン・チャットの電源が切れていても、入力スイッチとワイヤレスコールがきちんと接続されていれば、同様の操作でワイヤレスコールだけは鳴らす事ができます。万が一の時にも”誰かを呼ぶ”ことができます。
ワイヤレスコールはご家族にもとても便利です
ワイヤレスコールは、他にも便利な使い方があります。パナソニック製のワイヤレスコールには、押しボタン式の発信器やカード型発信器などがあり、トイレやおばあちゃんの部屋などに設置すれば、同じように離れた場所の受信器を鳴らすことができます。
受信器では、番号や光の位置などで、発信者を区別できますので、「1が鳴ったらファイン・チャット、2がトイレ、3が鳴ったらおばあちゃん…」といった使い方ができます。
それぞれの状況に合わせて、様々な使い道があります。
ワイヤレスコールだけを使いたい方にも是非!
ファイン・チャットを使っていないが、離れた場所のコールは鳴らしたいという方もおられます。例えば、上下肢障害をお持ちの方で、お話はできるが、指でブザーを鳴らせないので、声の届かない所にいる人を呼べないといった方々です。
そういった方には一般に市販されているオーディオ用プラグアダプタを使ってワイヤレスコール接点入力送信器と入力スイッチをつなぐ事で、入力スイッチを押すだけで離れた場所のブザーを鳴らせます。
入力スイッチにはホホで操作したり、息を吹きかける事で動くものがありますので、上下肢が動かなくてもお使いいただけるものがあります。
取扱説明書
主な仕様
※2024年4月1日 ファイン・チャット及び一部周辺機器の価格改定のお知らせ(2024年4月1日より)
品名 | 型番 | 価格 | 付属品 | 備考 |
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小電力型ワイヤレスコール携帯型受信器セット | AYL-FCP013 | ¥36,900-(税抜) ¥40,590-(税込) | 取付用丸木ネジ、ニッケル水素電池(単4型)、用件記入シール | 動作には発信器が必要です |
外形寸法 | 本体:タテ約95mm、ヨコ約60mm、奥行約18mm(突起部を除く) 充電台:ヨコ約76mm、奥行約63mm、高さ約72mm |
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電源 | 家庭用コンセントによる充電器の充電(AC100V 50/60Hz) |
重量 | 本体:約70g(電池を含みません) 充電台:約160g |
コードの長さ | 約1.8m |
消費電力 | 本体:動作時100mA以下、待機時5mA以下 充電台:2W |
電波到達距離 | 屋内見通し約30m(使用場所の環境により短くなります) |
使用可能時間 | 24時間(8時間充電、300回/1日使用にて) |
接続方法 | 充電器をコンセントに差し込み、本体を充電。 但し、事前に送信器の接続と設定が必要です。 |