1-2. 対象となる障がい、疾患

意思伝達装置ファイン・チャットは1つ(または2つ)のスイッチをタイミングをあわせて押す/離すを繰り返すだけで文章を作成し、会話を楽しんで頂く装置です。

障がいの状況としては 言語障害と上肢障害の両方に障害があり、発声発語による会話も、筆談や身振り手振りによる意思疎通も困難と言う方に適しています。

ファイン・チャットの操作が適している方

介護者の問いかけに、ご本人が瞬きやうなずき、手を握り返すなどのわずかな変化で返答している場合。
介護者が文字板を指差しながら、ご本人の何らかの合図で言いたいことを読み取っている場合など。

障害の例

(1)進行性の病気

  • 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
  • 脊髄小脳変性症(SCD)
  • ウェルドニッヒ・ホフマン病(SMA[Ⅰ型])
  • 筋ジストロフィー[デュジェンヌ型](PMD)
    ほか、神経性難病の患者様、人工呼吸器を装着した方など

(2)非進行性の病気

  • 脳性まひ(CP)
  • 頸椎損傷患者
  • 脳血管障害の後遺症
  • 交通事故などの障害で、後遺症等による高次脳機能障害の方
    その他、人工呼吸器を装着した方など

ファイン・チャットが適していない、または別の機器が適していると考えられる方

  • ゆっくりでも筆談や文字を指で指して言いたいことを伝えられる場合
  • パソコンのキーボードや携帯電話のボタンを押し分けて文章を作成し、介護者に見てもら宇事が可能な場合
  • 聞き取りづらくても声を出してお話ができる場合など

障害は多様です。
上記の内容は例であり、ファイン・チャットが適しているかどうか迷っている方は、まずは弊社まで遠慮無くお問い合わせ下さい。