1-4(A). 携帯用会話補助装置との違い

携帯用会話補助装置はその入力方法が2種類あります。

一つは、パネルの文字を指や棒を用いて直接押して入力をするタイプです。
もう一つは、身体状況にあわせた、別の入力スイッチを繰り返し押して、オートスキャン方式で入力するタイプです。

前者の例として、「ペチャラ」や「トーキングエイドシリーズ」があります。
後者の例が「ファイン・チャット」です。

ご利用者様が指や棒を使って、複数のボタンを押し分ける動作を比較的短時間かつ継続的に行えるのであれば、「ペチャラ」や「トーキングエイドシリーズ」が適しています。

しかし、複数のボタンを押し分けることは難しいが、身体のどこか(手、足、ほほなど)安定して動かせる部分で、1つの入力スイッチを「押す/離す」という動作が出来るのであれば、「ファイン・チャット」が適しています。

いずれの製品が適しているかについては、価格やデザインではなく、ご利用者様の身体状況にあわせてご検討される必要があります。


製品名ファイン・チャットペチャラトーキングエイドライト
メーカーアクセスエール株式会社パシフィックサプライ株式会社株式会社ユープラス
価格300,000円(非課税)  
別途入力スイッチ、支持具などが必要
98,800円(非課税)  
SDメモリーカード別売
※ダウンロードアプリ
有料版
無料版
給付制度重度障害者意思伝達装置携帯用会話補助装置
入力方法スイッチ
印刷USBケーブルをつないで印刷(機種限定)SDカードを利用することで可能印刷可能(機種限定)
文章の移行SDカードを利用することで可能不可
携帯用会話補助装置比較