ファイン・チャット導入について

【1】導入について

1-1. 対象となる障害

ファイン・チャットは1つ(または2つ)のスイッチをタイミングをあわせて押す/離すを繰り返すだけで文章を作成し、会話を楽しんで頂く会話補助装置です。
言語障害と上肢障害の両方に障害があり、会話が不自由な方に適しています。

 対象となる方が入力スイッチを操作している事例→「マイスイッチ スイッチ操作事例

■身体状況からみた対象者


ファイン・チャットが
適している
考えられる方

介護者が「トイレは?」「お風呂は?」など、質問をして、ご本人が表情で返答したり、首を縦横にふって返答している方。
介護者が文字板を指差しながら、ご本人の何らかの合図で言いたいことを読み取っている方。


ファイン・チャットが
適していない
考えられる方

ゆっくりでも筆談や文字を指で指して言いたいことを伝えられる場合。
パソコンのキーボードや携帯電話のボタンを押し分けて文章を作成し、介護者に見てもらっている方。


 ■疾患名からみた対象者
   以下に、ファイン・チャットの導入実績のある方の病名を記載します。

  (1)進行性の病気

  • 筋萎縮性側索硬化症 (ALS)
  • 脊髄小脳変性症(SCD)
  • ウェルドニッヒ・ホフマン病(SMA[Ⅰ型])
  • 筋ジストロフィー[デュジェンヌ型](PMD)
    ほか、神経性難病の患者様、人工呼吸器を装着した方など

 (2)非進行性の病気

  • 脳性まひ(CP)
  • 脳血管障害の後遺症
  • 交通事故などの障害で、上肢と言語に後遺症のある方
    ほか、上肢障害がありかつ発声による意思疎通が困難な方など

1-2. ファイン・チャットの操作方法

1-3. 他の携帯用会話補助装置との違い

1-4. パソコンベースの意思伝達装置との違い

1-5. レッツ・チャット(パナソニック版)からの変更点