3-6. 呼び出しブザーとワイヤレスコール

誰かを呼んで、近くに来てもらうことは、コミュニケーションの大事な要素です。 

 ファイン・チャットは操作中に、いくつかの方法で呼び出しブザーを鳴らすことができます。操作をしていないときでもファイン・チャットの電源が入っていれば(スリープ状態で起動していなくても)ブザーを鳴らすことができます。
 ワイヤレスコール(オプション)の送信器、受信器を接続していれば、離れた場所でブザーを鳴らすことができます。ファイン・チャットの電源を切った時でも、入力スイッチを押すと、ワイヤレスコールを鳴らすことができます。(ファイン・チャットの呼び出しブザーは鳴りません)

※ファイン・チャットを乾電池で使用しているとき、乾電池が無くなると、呼出ブザーもワイヤレスコールも鳴らすことができない場合があります。早めに乾電池を交換するか、ACアダプターを使用してください。

呼び出しブザー

呼び出しブザーの操作の方法は以下の3通りです。

呼び出しブザーを止めるときは、もう一度スイッチを押してください。

呼び出しブザーの操作方法 ① 

♪「緊急」

呼び出しブザーの操作方法 ② 

•設定時間以上押し続けるとブザーが鳴ります。
 初期設定では2秒です。

•長押し時間は、設定2「長押し時間」で
 変更できます。

•設定3「長押しブザー」の設定を
 「なし」にすると長押しでブザーは
 鳴らないようにできます。

呼び出しブザーの操作方法 ③

•設定時間内に設定回数、連打すると
 ブザーが鳴ります。
 初期設定では「なし」になっています。

•設定8「連打ブザー」で設定時間と連打回数を
 設定できます。

呼び出しブザーを止める方法  

どの方法の時でも、もう一度スイッチを押すと、ブザーを止めることができます。

意図していないのにブザーがなってしまう、または意図したときにブザーを鳴らすことができない等の場合は、設定2「長押し時間」」、設定3「長押しブザー」、設定8「連打ブザー」等の設定で調整できます。4-3より使いやすくなる設定を参考にしてください。

ワイヤレスコール

ブザーを鳴らしてご家族を呼びたいときにファイン・チャットの電源が入っていない!
この状況はコミュニケーションが困難な方にとって大変なことです。しかし、起こりうる事なんです。お子様が間違って電源を切ってしまったり、介助者が介助する時、コンセントのコードを抜いている間に緊急の事態が起こってしまったり…。
そこで、ファイン・チャットでは、ファイン・チャットの電源が切れていても、入力スイッチとワイヤレスコールがきちんと接続されていれば、同様の操作でワイヤレスコールだけは鳴らす事ができます。
万が一の時にも”誰かを呼ぶ”ことができます

小電力型ワイヤレスコール接点入力送信器(AYL-FCP011)

ファイン・チャット本体裏面には、このワイヤレスコール接点入力送信器を取付けるくぼみがあります。本体の「外部ブザー端子」に接続した後、ファイン・チャット本体裏面に取付ができるので、移動させるときには簡単に取り外しができ、外出先等でも邪魔になりません。

操作方法

ファイン・チャットを使われている方の操作で、離れた場所のブザーを鳴らせます。
(但し、ワイヤレスコール受信器の設置が必要です。)操作は簡単。

操作方法① 文字板の「緊急」を選ぶ

操作方法② 入力スイッチを長押し(1~15秒、設定可能)

操作方法③ 入力スイッチを連打で押す

止める方法 もう一度スイッチを押すと、ブザーを止めることができます。

この3つのどの操作でも大丈夫。障害に合わせて、一番操作しやすい方法でブザーを鳴らせます。
又、この操作でファイン・チャット本体でもブザー音が鳴ります ので、ファイン・チャット本体と離れた場所に設置したワイヤレスコール受信器の両方でブザーを鳴らせます。


ワイヤレスコールにはファイン・チャットに接続する送信器と一緒に受信器が必要です。
受信器には2種類あり、コンセントに差し込むタイプの卓上型受信器と、携帯電話のように充電器で充電して持ち運ぶことができる携帯型受信器あります。
それぞれメリットが異なりますので、下記リンクよりご確認ください。

【送信器】

小電力型ワイヤレスコール接点入力送信器

【受信器】

小電力型ワイヤレスコール卓上型受信器

小電力型ワイヤレスコール携帯型受信器セット